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女子向けライトノベルの感想をだらだら綴ってます

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永野水貴「真紅の式使い」

   2009-05-30  Tag : 永野水貴一迅社文庫アイリス増田メグミ
真紅の式使い (一迅社文庫アイリス)真紅の式使い (一迅社文庫アイリス)
(2009/05/20)
永野 水貴

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 未練ある魂を呼び戻し、式神として使役する「式使い」の彰は、弟弟子である帝・基に呼び出され突然求婚される。しかし彼は師の仇であり、到底承諾できるものではなかった。基の執着から逃れるため、彰は「負けたら従う」との誓約をし、式使いの競技を申し込む。競技は一ヶ月後。だが彰は実のところ、いまだ一人の式神も降ろすことができない未熟な式使いなのだった。そんなある日、廃寺で遺品と思われる懐刀を見つけた後、記憶を失った式神・司を降ろすことに成功し……。
 ネット小説家として有名な永野水貴さんのデビュー作。和風ファンタジーです。
 暗めの雰囲気に、切実な想いを抱えたキャラクターたち、切ない設定、気になる謎と、面白くて引き込まれたのですが、惜しいかな、オチがちょっと残念でしたね。
 
 この作品の「式神」は意識と実体のある幽霊という感じで、見た目・行動はほぼ人間と同じ。尋常でない力を持つものの、一月ほどしか実体を保てず、その間に式使いは彼らを使役しつつ、未練を断ち「昇華」させなければならないという設定となっています。
 彰ははぐれ式使いとして迫害され孤独を抱えているという、もともとの素地がある上に、司は強くて優しく、ナチュラルに乙女心鷲掴みな行動をするので、彰が彼を拠り所としていくのは自然で共感できました。それだけに、共にいられるのは僅かな期間であり、お互いがそれを理解していることがとても切なかったです。

 後半次々と明らかになった真実は驚くべき意外なものばかりで、頭の中を整理するのが大変でした(すみませんバカです)。
 そして最後の最後で「……え?」と、首をかしげる事態に。[ネタバレ:ハッピーエンドではあるのですが、そうなった説明がないため素直に受け止められず、] 非常に不可解なラストシーンに思えてしまいました。

 ちょっとアレなところもありましたが、この作者さんのラブのフラグ立て、心理描写は好みですので、次回作も楽しみ待つことにします。
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