ユージンの妹・シャーロットを誘拐し捕らえられた者たちの狙いは、ロンドン塔に囚われていると噂される旧王家の王子を解放することだった。塔に王子がいないことは百も承知のアネットは、リチャードの力になりたい一心で情報収集にのりだすが……。
女伯爵となった下町出身の少女アネットと秘密を抱えた執事リチャードのお話、4巻目。
マイフェアレディ的なお話が一段落して、とうとうこっちが本筋になってきたかーという感じ。もっとも、今回は次に来るであろう大きな流れのための繋ぎっぽい巻ですかね。中盤までは地味目な展開で(舞台は華やかですが)、後半話が動いていくことになります。
距離を縮めたいリチャードとはうまくいかず、望みもしない王太子との親交を深めることになってしまうアネットが気の毒というかなんというか。
帯の煽り「強引王太子とヒミツのデート」は間違ってない……間違ってないけど[ネタバレ:
デートに見せかけた、夜のロンドン塔で囮捜査だなんて]詐欺……げふんげふん。王太子はやっぱり食えない人。でもなんか憎めないですね。
アネットとシャーロットの交流は微笑ましくてよかったです。シャーロットのツンデレぶりがとてもかわいいー。このままアネットとの友情を育てて行って欲しいなあ。
えー、実は読み始める前にイラストを見てしまったので、最後にこういう展開が待っていることはわかってましたが、やっぱり叫びたくなりました。リチャードのバカー!!と。
アネットはリチャードのためなら何をさせられようと構わないと思っているのに、あなたには関係ないと言って、この選択だもんなあ……。二人の心のすれ違いが切ないです。
このままアネットが大人しくしているはずはないだろうし、次の巻は盛り上がるかな?アネットの血統の事情もどう絡んでくるのか気になります。ラブ面でごろごろできる日は遠そうですが、続きが楽しみです。
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「アネット〜」ではリチャード派なので、大変寂しい第4巻です…。
>>王太子はやっぱり食えない人。でもなんか憎めないですね。
王太子にはゆくゆくはぜひ味方になって欲しいのですが、どうなるでしょうね〜。ラスボスになりそうな気も…しなくもない…