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女子向けライトノベルの感想をだらだら綴ってます

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淡路帆希「花守の竜の叙情詩」

   2009-08-18  Tag : 淡路帆希富士見ファンタジア文庫フルーツパンチ
花守の竜の叙情詩 (富士見ファンタジア文庫)花守の竜の叙情詩
(
富士見ファンタジア文庫)
(2009/06/20)
淡路帆希
 「これから、俺と君とで旅に出る」――隣国・エッセウーナに制圧された小国オクトス。囚われたオクトスの姫・エパティークは、エッセウーナの第二王子・テオバルトにそう告げられる。オクトスには、我が身を代償に願いを叶える銀竜を召喚した姫の伝説があり、テオバルトは兄王子から伝説の再現を求められ、エパティークはその生贄とされたのだ。テオバルトもまた、王位継承を巡り兄に疎まれ、信じてもいない伝説の成功するはずもない役目を課されたのだった。そして二人は伝説の地・オクトスの聖峰スブリマレへ向け、望まぬ旅立ちをすることになるが……。
 国を制圧された王女と制圧した側の王子が望まない二人旅に出るお話。王女を虜囚としている王子自身もまた疎まれる存在であり、追われながら旅することに……といった感じ。
 淡々とした雰囲気の中、王女と王子、双方の視点から物語は紡がれていきます。切なくて綺麗。面白かったです。

 庶子として悪意を向けられる中で育ち、拠り所とする妹・ロゼリーを除いた全ての人間が嫌いなテオバルト。姫として矜持ばかりを持ち、自分を憐れむだけのエパティーク。[ネタバレ:テオバルトはエパティークの無知さを侮蔑し糾弾します。この時点で、"じゃあそのお前さんが溺愛する妹はどうなのさ?さぞかしご立派なんでしょうねえ~~。"などど問い詰めたくなりましたが、それが実のところ重要なポイントになるとは全く予想できませんでした。後半のヤンデレ展開にはびっくりです]うわあ、両方とも好きになれないキャラ……と思ったのですが、身分隠しのために同行させることになった少女エレンの存在、旅の途中に起きる事件・出来事を通してしだいに変わっていく二人にいつしか心を重ねることができました。

 反発する男女が次第にお互いを認め合うように……、というのは王道ですね(王道好き)。エパティークとロゼリーの間で葛藤するテオバルトがどんな選択をするのかとドキドキしながら読みました。

 結末は優しいけれどとても切なかったです。いつかきっと、そんな僅かな希望が与えられたラストには涙があふれました。
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Theme: ライトノベル  Genre: 本・雑誌
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