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女子向けライトノベルの感想をだらだら綴ってます

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毛利志生子「緋色の花嫁」

   2009-09-06  Tag : 毛利志生子コバルト文庫増田メグミ
緋色の花嫁 (コバルト文庫)緋色の花嫁
著者:毛利志生子
コバルト文庫
2009/09
 女子高生・諒が考古学者の母親から誕生日プレゼントに贈られたのは璧玉のペンダント。しかしそこにはなんと張果老という仙人が宿っており、彼は見失ってしまった自身の「魄」を探してるらしい。張果老は諒が魄探しを手伝うなら、失踪してしまった親友・小枝の行方について「あどばいす」をくれるという。逡巡するうち、突然訪ねてきた骨董屋・司馬が岡山への同行を求めてくる。彼は小枝とその兄の友人であり、小枝は実家で奉られている「恐ろしき神」の生贄にされそうになっているらしいのだ。小枝を助けるべく、張果老(白ちゃんと名付けた)、司馬とともに岡山へと向かう諒だったが……。
 毛利志生子さんの新作は原点ともいえる「カナリア・ファイル」や「深き水の眠り」に近い、民俗学・呪術系作品。旧態依然とした村で起こった怪異を鎮めるため生贄にされる親友を救おうと、小さい仙人とともにがんばる女の子のお話です。

 すみません、はじめにネタバレしてしまいますが、かなりの[わんこ]好きの方は回避推奨です。正直つらすぎると思います。私は普通に好きという程度ですが、それでも想像すると涙が止まらなかったですよ……。

 上記部分はきつかったですが、お話としては地味ながら面白かったです。村の薄気味悪い雰囲気を、元気娘の諒と白ちゃんによるかけあいで中和しつつ、親友・小枝の家が奉る「恐ろしき神」の謎を解いていく過程にわくわくしました。
 専門的な用語もたくさん出てくるんですが、ワタクシ同様わかってない諒に、白ちゃんがキー!!ってなりながらも、噛み砕いて説明してくれるので分かり易かったですね。

 骨董屋・司馬は飄々としたどこか人好きのする人物で(図体がでかくて鴨居に頭をぶつけるあたりが好きだわー)完全脇役だったのが残念です。実は心に傷を負っている諒が思わず作ってしまう壁をやすやすと乗り越えてしまうあたりがいい感じなので、二人の遣り取りをもっと見たかったなあと思いました(そして今回はカケラもなかったラブに持ち込みたい)。

 そのほか、諒の兄が小枝を好きっぽいとか、キャラ立ちした他の仙人たちとか、おいしい設定があるし、白ちゃんの目的も果たされていないので続編があるとうれしいですね。(その時は[ネタバレ:動物系]でないものでひとつお願いしたいですー)
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