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女子向けライトノベルの感想をだらだら綴ってます

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金蓮花「魔法の雫 薔薇の雫」

   2009-09-25  Tag : 金蓮花コバルト文庫魔法の雫薔薇の雫山岡鰆
魔法の雫 薔薇の雫 (コバルト文庫)魔法の雫 薔薇の雫
・ 著者:金蓮花
・ コバルト文庫
・ 2009/09
 アルヴァレス王国でその美貌から薔薇の騎士と称えられる青年ケネス。戦功によりエストランジュの領主となった彼は、富をもたらしていた葡萄の木が枯れ困窮する領地を少しでも豊かにしようと努力を重ねてきた。そんな折、領内にある王家の離宮に王太子妃が行幸することになり、資金繰りに窮したケネスは金策のためエメランテへ向かうことに。ところが、途中一夜の宿を借りたブールデルという商人の家でロザモンドという少女に「結婚の罠」をしかけられ、彼女と結婚することになってしまい……!?
 金蓮花さんの久しぶりの新作は、中世ヨーロッパっぽい国を舞台に、のっぴきならない事情によって結婚する羽目になってしまった男女を描いたハーレクイン風ラブロマンス。
 領民に慕われる領主・ケネス(でもちょっと抜けた所がある)と、働き者でかしこい少女・ロザモンドが心を通わせていくまでの物語です。
 さすがベテラン、うまいなあと唸ってしまう感じの作品でした。大変面白かったです。

 結婚の経緯というのが、朝目覚めたらケネスとロザモンドが同じ寝台に→聖職者「何もなくても両者の名誉を守るためには結婚しかない」というわけで。
 ケネスはロザモンドに嵌められたと誤解し(実際は彼が部屋を間違えたというオチ)、子供が生まれなければ離縁できるという慣習により5年後には離婚するつもりだと、彼女との間に壁を作ってしまいます。
 一方のロザモンドは、叔父であるブールデルの家で虐げられており、意図した形ではないものの、そこから連れ出してくれることになったケネスに感謝し、彼の役に立ちたいと考えます。
 いつか本当の自分をわかってもらえるはずというロザモンドの前向きさに対し、かたくなな態度をとるケネスの潔癖さが恨めしく、早く誤解がとけたらいいのに!とやきもきしながら読みました。

 家事はもちろん、商人の娘であることから幅広い知識を持つロザモンドが、その能力と働きによって周囲に認められ、さらにケネス最大の悩みであるお金の問題をも解決していく様子がとても素敵でしたね。
 ケネスも基本的には好青年。後半の葛藤にニヤニヤし、男らしい態度には胸きゅんでした。

 あとがきによると続きがあるようです。これで終わりでも十分満足なんですが、主役夫婦のその後が気になって多分買ってしまうだろうなあと思います。作者さんはシリーズ化すると後半グダグダになってしまう印象があるので、今作はそうならないよう願っておりますー。
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