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女子向けライトノベルの感想をだらだら綴ってます

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小田菜摘「そして花嫁は恋を知る 黄土の大地を潤す姫」

   2009-10-31  Tag : 小田菜摘コバルト文庫そして花嫁は恋を知る椎名咲月
そして花嫁は恋を知る 黄土の大地を潤す姫 (コバルト文庫 お 7-6)そして花嫁は恋を知る
黄土の大地を潤す姫

・ 
小田菜摘
・ コバルト文庫
・ 2009/10/30
 急速に緊張が高まったカストラバとネプティスを牽制し和平に持ち込むため、急遽カストラバ王に嫁ぐことになったブラーナ皇女アンナマリア。カストラバは、周辺に敵国が点在し、宮廷は先王の死の際に起きた反乱によって6年たった現在も不穏な状態にあるという。内憂外患を抱えた地に送り出すには役者不足であるとも取れる母の言葉に惨めな思いを抱きつつ向かった先で、アンナマリアは夫となるフェランの性格を表す恐ろしい話を聞いた上、刺客をためらいなく手にかけた姿を目前にし、彼を拒絶してしまうが……。
 政略結婚で嫁ぐお姫様が色々あって恋を知るまでを描く読み切りシリーズの6作目。今回は前作・前々作の主人公・エリスセレナのすぐ上の姉、つまりぶっちゃけそれほど気概のある娘でなかったため(清楚で可憐、優しさが美点)、結婚の順番を飛ばされた姫・アンナマリアのお話です。

 ところが、やむを得ない事情で嫁ぐことになったのは妹に勝るとも劣らない遠方の政情不安を抱えた国、そして夫となるフェラン王は冷酷な人物で夫婦生活を拒絶してしまうアンナマリア。折しもそこには、旧知の人物であるネプティスの第二王子・レトムゥールが和平のために滞在しており、心が慰められるが……といった感じ。
 大分変化球だったエリスセレナのお話からすると、[ネタバレ:夫の真の姿を知り、しだいに惹かれていくといった]わりと王道の「嫁もの」なのではないかと思います(といっても相変わらずラブは薄味なんですけども)。
 混迷する国内外の情勢、夫婦仲がどうなっていくのかドキドキハラハラしつつ楽しめました。面白かったです。

 ある事件によって命の危険に瀕したアンナマリアが、常に命を狙われ続けるフェランの有りよう、心根を理解し、同時に王妃として成長していく様子が素敵だったと思います。
 また、彼女が自らの態度を反省しフェランとの関係の修復を望みつつも、レトムゥールの存在などもありなかなか簡単にはいかず、すれちがってしまうのがはがゆかったですね。[ネタバレ:それゆえに誤解が解け、想いが通じあった場面はじーん…と。]

 個人的にフェランがとても好み。[ネタバレ:逃げもせず言い訳もせず、すべてを己の中で受け止め、背負っていこうとする強さと、人を思いやる心があっても上手く表現できない不器用さ。そんな人物像が]魅力的だったと思います。

 アンナマリアのお話はこれで確実に終わりだと思いますので、次回作ではどんな姫&相手役が登場し、どういった展開を見せてくれるのかとても楽しみです。
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