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女子向けライトノベルの感想をだらだら綴ってます

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中村涼子「七番目の世界」

   2009-11-11  Tag : 中村涼子ルルル文庫高里雪
七番目の世界 (ルルル文庫)七番目の世界
・ 著者:中村涼子
・ ルルル文庫
・ 2009/10/3
 世界が争いで満たされる度、神による浄化が行われるという「終焉の日」の伝説がある大国ダカード。小村で暮らす16歳の少女・シュリは、亡き母の後を継ぎ、存在を秘されている謎の青年・アスナードの世話をしにクレシェイル神殿に通う毎日。そんな中、シュリは正妃の神殿参拝に同行した第一王子・ゼルディスと出会い、しだいに親しくなっていく。しかし、自分の子である第二王子を世継ぎとし権力を握ろうとする第二妃が陰謀を巡らし、「終焉の日」近くに現れるといわれる伝説の花が各地で咲くようになって……。
 小学館ライトノベル大賞ルルル賞受賞作。平凡な村娘・シュリと、ひょんなことから彼女と知り合うことになった第一王子・ゼルディス、シュリがお世話をしている[ネタバレ:終焉の日に関わると予言されている]青年・アスナードが、第二妃の画策する陰謀に巻き込まれながら、終焉に向かう世界の中でどうしていくのかといった感じのお話。

 物語の構造は伝統的(?)なもので展開は正統派。ちょっと懐かしい匂いのするお行儀のよい作品だなあという印象です。斬新さや新人さんらしい勢いみたいなものはあまり感じられませんでしたが、ソツなくまとまった読後感のよいお話で私はわりと面白く読めました。

 個人的にこの作品で心に残ったのは、主役三人がとにかく真っ直ぐで健全な心を持ったキャラクターだったことですね(他の方の感想ではキャラが薄い、感情移入しにくいという意見が多いようですが……)。それぞれ自分が犠牲となることを厭わない姿にちょっとうるっときてしまいました。
 ゼルディスはツンデレでかわいかったです。シュリを長時間待ち伏せしていたくせに「ち、違う、通りかかっただけだ!」だとか、思わずシュリに「かわいいな」と言ってしまい、必死でごまかそうとしてうまくいかず、「帰る!」になっちゃうとか、ニヤニヤものでした。
 そんな交流を重ね、シュリも彼の不器用さの陰にある優しさに気付き、徐々に二人が恋心を育てていく様子は初々しくほほえましかったです。
 アスナードに関してはその運命といい、シュリへの想い[ネタバレ:を胸に秘め見守る立場を自ら選ぶこと]といい、とても切ない役回りでした。今後は幸せになってもらいたいものです。

 えー、結論としては王様サイテー、ってことで。
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