- `)。oO(少女小説読みの日記)

女子向けライトノベルの感想をだらだら綴ってます

2017 09  ||  12345678910111213141516171819202122232425262728293031 ||  2017 11

スポンサーサイト

   -------- 
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
Loading...

谷瑞恵「花咲く丘の小さな貴婦人 荒野へ、心に花束を抱いて(前編)」

   2010-02-02  Tag : 谷瑞恵コバルト文庫花咲く丘の小さな貴婦人桃川春日子
花咲く丘の小さな貴婦人荒野へ、心に花束を抱いて 前編 (1) (コバルト文庫 た 16-43)花咲く丘の小さな貴婦人
荒野へ、心に花束を抱いて 前編

・ 著者:谷瑞恵
・ コバルト文庫
・ 2009/12/29
 ナイトリー・レディス・カレッジで最上級生となったエリカは、祖母の後を受けたキンバリー新校長による方針転換に複雑な想いを抱きながらも、自分たちに出来る限りのことをしながら過ごす。そんな中、アメリカに渡ったジェラルドとは手紙のやり取りを続けていたが、卒業間近に彼の実家が破産、その後連絡が途絶えてしまう。カレッジを卒業しオールソップ女准男爵として活動しながらジェラルドを待ち続けるエリカ。そんな彼女に青年投資家・ヴィクターが近づいてきて……。
 19世紀末、英国人の父と日本人の母を持つ少女・エリカが、両親の死をきっかけにイギリスに渡り、祖母が校長を務める男女共通授業を行う寄宿学校に入学、階級社会などに戸惑いながらも自分らしく頑張っていく姿と、そこで芽生えた恋を描いていくシリーズ、4巻目です。
 前作で両想いとなったエリカとジェラルドが、結婚に至るまでの様々な障害を乗り越えていく様を綴る(と思いたい)前後編。今回の「前編」では、約三分の一がカレッジでのお話、残りが卒業後のお話という構成で、エリカとジェラルドの遠距離恋愛、二人を取り巻く「大人の事情」が描かれていきます。

 個人的に、なんとなくあの二人だから、持ち前の根性とチャレンジ精神で問題を順調に乗り越えて、めでたくゴールインするんだろうなーなどと想像していたので、まさかこんな(ネタバレ:二人の関係が壊れそうになるような)波乱の展開になるとは思いもしませんでした。

 "古いしきたりを変えられるくらいの立派な女准男爵になる"というジェラルドのとの約束を守ろうとするエリカ。しかし、一向に彼との連絡は取れないまま月日が過ぎていく。信じて待ちたいけれども、家の財政事情を考えれば資産家との結婚を考えるべきであり、一方で、自分との約束がジェラルドを苦しめているのかもしれないという迷いが生じていく。常に前向きだった彼女が見せる心の揺れが切なかったです。

 そんな中で、母校で学んだことを誇りとしてそれぞれの道をゆく卒業生たち、また、その仲間の姿にエリカが励まされるというのが素敵でしたね。ちなみにロジャーが憂いを帯びた大人の男性になっていて恰好よかったです。エリカとの友情はちょっと感動的でした。

 とにかくエリカとジェラルドの擦れ違いがどうなるのか気になって仕方がありません。さらに、意外なところで繋がっていた人間関係がどんな展開を引き寄せてくるのかも非常に楽しみなところ。続きは来月発売とはいえとても待ち遠しいです。
Loading...
Comment













管理者にだけ表示を許可する
この記事のトラックバックURL
http://calatte.blog56.fc2.com/tb.php/380-b5da2cae


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。