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女子向けライトノベルの感想をだらだら綴ってます

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瀬川貴次「魔王は甘くささやく」

   2010-02-16  Tag : 瀬川貴次コバルト文庫ななみ空良
魔王は甘くささやく (コバルト文庫)魔王は甘くささやく
・ 著者:瀬川貴次
・ コバルト文庫
・ 2010/02/10
 19世紀後半、ボストン。16歳の少女エリザは古書収集を趣味とする父と暮らしていたが、ある日、その父が最近立て続けに被害者が出ている狂犬病で亡くなってしまう。途方に暮れるエリザに手を差し伸べたのは、父の同好の士である青年・ギリアン。彼とは父の死直前に知り合ったばかりだったが、経済的援助、さらには結婚まで申し込まれる。一方、ボストン市警の若き警部・ジェイクは、狂犬病の被害者3人が古書オークションに関係しており、通常あるはずの潜伏期間がなく死亡に至っていることに不審を抱き、捜査を進めるが……。
 19世紀後半のアメリカ・ボストンを舞台にした雰囲気たっぷりの怪奇&ゴシックファンタジー。
 ベテラン作家さんらしい安定感のある作品だなと思うと同時に、今までの瀬川作品(全作読んでいるわけではないですが)とはちょっと印象が違うかもしれないなあなどと思ったり。

 謎めいた事件、暗めの雰囲気、主人公が不思議な能力を持ち、相手役が警察関係者……と、毛利志生子さんの「夜の虹」と似た所がありますが、こちらはもっと幻想怪奇寄り。ラストなんかはいわゆるホラーものの王道な終わり方で、夜中に読んでいてちょっとぞくっとしましたです。
 端っからあやしいギリアンの手に絡めとられていくエリザにドキドキハラハラし、明らかになった真実は想像以上の背徳的な事実を伴っていて、うわあ、そうくるか!と驚かされました。面白かったです。

 事件の顛末自体も面白かったですが、キャラクターとそれぞれのやりとりもいい感じでした。狂犬病事件の捜査をする堅物の警部・ジェイクと、その部下である陽気なケビンの凸凹コンビが楽しかったです。
 そしてそれ以上によかったのが、エリザ(わりと強気で時として向う見ず)と、ジェイク(女性扱いがとことん下手)の関係ですね。お互い憎からず思っているくせに、会えば口論ばかりしてしまう二人に思わずニヤリです。

 彼らの今後が見たいので、続きがあるとうれしいなーと思います。
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