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女子向けライトノベルの感想をだらだら綴ってます

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響野夏菜「鳥籠の王女と教育係 さよなら魔法使い」

   2010-03-07  Tag : 響野夏菜コバルト文庫鳥籠の王女と教育係カスカベアキラ
鳥籠の王女と教育係―さよなら魔法使い (コバルト文庫)鳥籠の王女と教育係
さよなら魔法使い

・ 著者:響野夏菜
・ コバルト文庫
・ 2010/03/10
 馬上槍試合よりオルフェリアがアレクセルに好意を持ち始めたことに気づいたエルレイン。以来、彼女の言動とそれを受けるアレクセルの反応を窺ってしまうようになる。アレクセルがエルレインを思うほど気持ちを返せていないくせに、そうなる自分に自己嫌悪を感じる中、ゼルイークがいつ目覚めるか知れない魔王の呪いによる眠りについてしまう。直後、遊学中に一時帰ってきていたエルレインの従弟・シラルがエルレインに触れカエル化してしまい……!?
 呪われた皮肉屋王女様と、呪い解除係兼教育係の魔法使い、王女様にベタボレの婚約者(隣国の王孫子)が繰り広げるファンタジー+コメディの5巻目。
 今回は小さな範囲での波乱の展開。ゼルイークのヘタレ炸裂によって、エルレイン、ゼルイーク、アレクセル、オルフェリアの四角関係に変化が訪れるターニングポイントな一冊です。

 個人的に、まずヴィエンカ、次に魔王との対決、その間色々ありつつも微妙な均衡で四角関係は続き、エルレインが嫁ぐことになる最後の最後にちゃちゃっと決着が……と想像していたので、こんなに早く転機が訪れ、また、ここまでしっかりとそれぞれの心の裡を描いてくれるとは思っていなかったです。

 四人の心地よい関係を壊すと知りながら、そうせざるを得なかったゼルイークは(ネタバレ=エルレインに告白し、エルレインの彼への想いを自覚させた)作者さんが仰るようにヘタレだと思いましたが、その気持ちは痛いほどに分かるもので、"一度くらい望みがかなってもいいはず、これまでずっと耐えてきたんだ"という叫びに胸が詰まりました。
 そんな心を抱えながらも、彼が最後に選択したのは……涙が止まりません。

 ゼルイークとアレクセルの間で揺れ、あるはずのない、誰も泣かない傷つかない方法を諦められられないとしながらも、前に進む決意をしたエルレインの心情も苦しかったです。
 二人の気持ちに気づいていたアレクセルの懐の深さは素敵だったな。全てを打ち明けた上でのエルレインとオルフェリアの変わらない友情もよかった。

 一旦決着のついた四角関係ですが、これで終わりじゃないですよね。彼らが行き着く先が気になって仕方ありません。また、魔王が押しつけた恩の代価もどうなるんでしょう。続きが楽しみです。
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