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女子向けライトノベルの感想をだらだら綴ってます

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九月文「佐和山物語 君と別れのくちづけを」

   2010-03-24  Tag : 九月文ビーンズ文庫佐和山物語久織ちまき
佐和山物語  君と別れのくちづけを (角川ビーンズ文庫)佐和山物語
君と別れのくちづけを

・ 著者:九月文
・ 角川ビーンズ文庫
・ 2010/02/27
 嫁入りの途中、時を遡り3か月前の嫁ぎ先に迷い込んでしまった鳥居家の姫・あこ。3か月前の時を生きる許婚・井伊直継と過ごすうち彼に想いを寄せるようになるが、半月がすぎたある日、ついに元の時間に戻る方法が発見される。そんな矢先、滞在中の次期将軍秀忠が昏睡状態に陥り、直継は暗殺未遂容疑で捕えられてしまう。彼を無事救い出したのちに元の世界に戻るという決意を胸に、あこは家臣・主馬と行動を共にするが……。
 ネタバレしすぎなので一応隠しておきます。
 関が原の合戦の少しあと、慶長10年を舞台にした、3か月の時を遡ってしまった鳥居家の姫・あこと、3か月前の時を生きる許婚・井伊直継による歴史ラブファンタジー(?)、4巻目。
 直継を無事救い出した上で元の世界へ戻ると決意したあこは主馬と行動を共にするが、彼女の「時を超える力」を狙う亡霊・大谷吉継によって攫われてしまい……というお話。
 あこが撒いた種が芽を出し、それが彼女の身も心も救うことになる展開に感動です。
 正直、亡霊さんたちはちょっとへっぽこ気味で、そちら方面ではそれほどアレでしたが、なんと言ってもあこと直継のラブに胸が熱くなり、この作品を読んでいてよかったと心から思える巻でした。

 別れに至るまでのあこと直継の心の揺れ、相手を想う気持ちが丁寧に綴られて、何度もこみ上げてくるものがありました。前向きな決断だけれども、想い合いながらも別れなければならない二人が切なくて、やっぱり泣かずにはいられなかったです。

 嬉しかったのは二人の心が通じ、別れを惜しむ時間がとれたことですね。これまでの作品の雰囲気からこんなに二人の触れ合い(※つまりラブシーン)を描いてくれるとは思っていなかったので(しかも情感たっぷり)、うわあああとなりました(笑)。
 そしてエピローグ。これが一番嬉しい誤算です。まさか望みがあったなんて……!

 次ぐらいで完結となるのか、まだまだ紆余曲折があるのかわかりませんが、とにかく続きが楽しみです。直継らがどのように「一縷の望み」を手繰り寄せるのかとても気になるところです。
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Theme: 角川ビーンズ文庫  Genre: 本・雑誌
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