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女子向けライトノベルの感想をだらだら綴ってます

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谷瑞恵「伯爵と妖精 愛しき人へ十二夜の祈りを 」

   2010-05-21  Tag : 谷瑞恵コバルト文庫伯爵と妖精高星麻子
伯爵と妖精 愛しき人へ十二夜の祈りを (コバルト文庫)伯爵と妖精
愛しき人へ十二夜の祈りを

・ 著者:谷瑞恵
・ コバルト文庫
・ 2010/04/27
 ヴィクトリア朝を舞台にした、妖精博士・リディアと口説き魔伯爵・エドガーによるファンタジー、シリーズ22冊目(愛好者読本含め)。
 本作はCobalt本誌掲載の短編6作(エドガーの少年時代3編、リディアとエドガーの結婚後のお話3編)と、書き下ろしの中編を収録した番外編です。エドガー自身の物語や彼の目線で描かれたお話が中心の一冊となっています。


 日だまりの小悪魔

木こりの子供・マークは金髪に灰紫の瞳を持つ「悪魔」と遭遇するが……。

 エドガーが幸せだった頃のある一日を描く。10歳前後かと思われますが、まあ何というかこんな子供のころからエドガーは「エドガー」だったというわけで(笑)。陰でかなりのやんちゃをしていながら、天使の微笑みで女性陣を骨抜きにするまさに小悪魔・エドガーなのでした。


 ミニアチュールの恋人

 結婚直前のある夜、友人たちと初恋話を賭けてカードに興じるエドガー。彼が思い出したのは初恋ではなく、叔父の恋人だったある女性の面影だった……。

 11歳のエドガーと叔父との思い出を描いたお話。叔父の切ない恋に絡めて、エドガーが彼から大切な言葉をもらう物語です。それがエドガーの心の片隅にずっとあり、後にリディアを見出したのだと思うと、とても感慨深いものがあります。


 約束がかなうときまで

 結婚間近のエドガーとリディアの肖像画を描きたいポール。しかし著名な肖像画家が営業をかけているのを知り躊躇してしまう。そこで思いだしたのは、エドガーとの出会いだった。

 エドガーとポールの出会い編。将来に悩んでいたポールが、エドガーとの交流の中で道を見出すお話で、その記憶を反芻した現在のポールも自信を取り戻す、という感じ。エドガーがなかなかの活躍ぶりですな。その時の本心を知ると笑っちゃうんですけどね。二人の絆、よいものです。


 おかえり、花が香る間に

 結婚して4日目、エドガーはリディアからロタと旅行に行きたいとの「おねだり」をされて。

 新婚夫婦の愛を描いた作品?エドガーのリディアへの深い愛情が伝わってくる物語でした。温かくて優しくて、胸一杯です。
 ていうか、旅行の許可をくれないエドガーを「うん」と言わせるにはどうしたら?というところで、レイヴンが「おあずけにすればいいと思います」と真顔でいうのに盛大に吹いたよ!


 かわいい愛玩動物(ペット)にご用心

 リディアが海の水棲馬の卵に魅入られてしまう。孵化する際まず温めた人間の女を餌とするというのだが、リディアは卵を手放したがらず……。

 新婚夫婦に訪れた妖精絡みの事件。リディアを助けるにはケルピーに委ねるしかない、ということでどうするんだーとドキドキ。そしてエドガーがとった解決方法にああ!その手が!と膝ポン。彼女たち、最強だな!


 指抜き(シンブル)は純潔の誓い

 エドガーから贈られた美しい指抜きによって異界に呼びこまれてしまったリディア。そこで以前の持ち主から、「本当の持ち主」に指抜きを返して欲しいと依頼される。しかし「本当の持ち主」は、無垢な者しか寄せ付けないらしく、ケリーがその役を買って出るが……。

 笑いどころが多くて死ぬかと思いました。無垢なふりをするため、リディアから「おあずけ」されそうになったエドガーの反応とか、レイヴンがケリー=生娘説に疑いを抱くとか。
 そんなこんなですが、思い描いていた結婚生活との違いに戸惑うリディアだけど、エドガーは歩み寄ってくれて、周囲には助けてくれる仲間がいる、だから頑張れるといった素敵なお話でした。


 愛しき人へ十二夜の祈りを

 マナーン島で十二夜を過ごすことになった伯爵夫妻。ところが、十二夜ケーキに入れるそら豆妖精が行方不明。彼らを捜し、リディアは過去を映すドールハウスに入り込むが……。

 エドガーの封印した過去、シルヴァンフォード大公家崩壊を描く。現在と過去が交互に語られていきます。読み応えアリで番外編で消化してしまうのはちょっと勿体ない感じのお話です。
 過去話についてはただただ切なくなるばかりでしたが、エドガーとリディアが過去を共有することで、エドガーに救いが齎されたことには泣きたいくらいの幸せを感じました。
 とりあえず、ロタ×ポールにはニヤニヤ。ポールがんばれ、超がんばれ。
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