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女子向けライトノベルの感想をだらだら綴ってます

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甲斐田紫乃「花嫁のヴァンパイア 月光城の偏食当主」

   2010-06-18  Tag : 甲斐田紫乃ビーズログ文庫大石なつき
花嫁のヴァンパイア-月光城の偏食当主- (B’s‐LOG文庫)花嫁のヴァンパイア
月光城の偏食当主

・ 著者:甲斐田紫乃
・ B’s‐LOG文庫
・ 2010/06/15

 ヴァンパイアハンターだった祖父の失踪後一人暮らしのアデルはある日、"百年に一度、森の奥にある「月光城」の吸血鬼に花嫁を差し出さばければならない"という村の掟により「月光城」へ送られてしまう。ところがそこにいた吸血鬼・アハロンは、アデル決死の攻撃に泣きだしてしまうほどの超ヘタレ。アデルが望んで来たのではないことを知ると、あっさり村へ帰ってもいいと言う。しかし、城に施された魔術の影響で外へ出られず、アハロンと脱出方法を探ることに。そうこうするうち、城中に幽霊が現れ……。

 第12回えんため大賞奨励賞受賞作で、威勢のいい女の子とヘタレ吸血鬼によるラブコメディ。
 吸血鬼の花嫁として差し出されてしまったアデルですが、当の吸血鬼・アハロンは帰宅を許可。ところが、城のシステム(?)によって外に出られず、脱出方法を模索するうち、しだいに二人はお互いを意識するように。そして城にまつわる謎が明らかに……といった感じ。
 ユニークな登場人物たちによる笑えるやりとりと、しばしばズコー!となる展開の中に、ちょっとの切なさが織り込まれた作品で個人的にはなかなか面白かったです。

 アデルは生贄にされてガクブルかと思えば、「今まで健康的に生きてきたのは吸血鬼のためじゃない!」と腹を立てるたくましい女の子でニヤリ。
 一方のアハロンはこれぞ吸血鬼!な登場をしたかと思えば、それは台本を読んでいただけで実態は泣き虫の超ヘタレ。花嫁のタイプによっていくつも対応マニュアルを用意していたとか、アデルの勢いにビクビクしちゃうとか今までにない吸血鬼像で序盤から心を奪われました(笑)。 

 主役二人+アハロン至上主義のツンデレ従者・ダニエル、アデルを助けようとやってきたちょっと生意気なヴァンパイアハンター見習いの少年・リオンという主要キャラの力関係が面白く(アデル>アハロン、ダニエル>アデル、ダニエル=リオンといった感じ)、掛け合いにニヤニヤです。
 アハロンは常識を覆すほどのヘタレ吸血鬼ですが、人間を愛し、過去を悔い、その経験からここぞというところではちゃんと決めてくれてよかったです。

 今作は一応綺麗に終わっているので、次回作がこの続きとなるのか新作となるのかわかりませんが、引き続き読みたいなと思う作者さんですね。
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